【蘇我】千葉パワーとの懇談を行いました

東京湾の会で7月14日、千葉市蘇我地区で石炭火力発電所建設を計画している千葉パワー株式会社に対して事業内容に関する懇談会の開催の申入れを行ったところ、8月21日に開催する運びとなりました。場所は、千葉パワー本社(東京駅サピアタワー)で、東京湾の会からの出席は会場の都合で3名に限定され、永野、小西、桃井の3名で伺いました。

千葉パワーに対しては、事前に「石炭火力新設計画に関する申し入れ」を送付し、石炭火力発電所の新設について計画を取りやめる様強く求めるとともに、千葉市内で集めたアンケート結果で多くの人が現状の大気汚染も気になっており、これ以上石炭火力発電所を新規に増設しようとしていることには疑問視しているということを伝えました。

これに対して千葉パワー側からは、次のようなコメントがありました。

まず第一に、現在の計画については、安価で安定した電力を供給し続けることを目標にして計画をすすめているものだという説明があり、JFEのインフラや港湾設備、土地などを活用することによって全体的に設備投資が安価になるとの主張でした。また、今後国内でバランスのとれた電源を確保するためのエネルギー基本計画やエネルギーミックスの方向性、あるいは電力業界の自主枠組みなどといった取り組みの方向性にも合致すると考えているとのことでした。ただし、現状の計画はどう考えても環境負荷を増大するものであり、具体的にどう合致するのかという私たちの疑問対しても具体的な回答は得られませんでした。

また第二に、地元の大気への影響については、利用可能な最新技術を使い、SOx、NOx、ばいじんなど最低限の排出に留めるようにするという従来の主張の繰り返しでした。また大気汚染物質をほとんど出さないようにすることを配慮書でも示したとおりで、具体的な数字では今後の環境アセスメントの方法書などで示していくことが重要だと考えているということです。そして、実際、中国電力では地元中国地方で石炭火力発電所があるが、周辺地域での健康被害の影響などは聞いたことがないということでした。ただ、現状でもJFEスチール東日本製鉄所の近隣で悪臭やばいじんの被害が出ている状況については、なんら改善策について千葉パワー側からJFEスチールに対して求めていないということでした。

このように、今回申入れに対しての意見はいただけたものの、いずれも従来の説明を越えるものではなく、私たちが納得できる回答は得られていません。ただし、今回対応してくれたお二人の姿勢は、住民とのコミュニケーションを十分にとっていく必要があるというもので、住民の理解なく建設を進めて後から苦情が来るよりは納得してもらった上で事業をすすめることが大事だということでした。この千葉パワー側の姿勢は評価したいと思います。ぜひ引き続き、住民団体・環境団体との意見交換の場を積極的に設けてもらいたいと考えています。

石炭火力新設計画に関する申し入れ(PDF)

 

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