【横須賀】声明:横須賀市ゼロカーボンシティ宣言の発表を歓迎 ~JERAの石炭火力発電所の建設は止めるしかない~

【声明】

 2021年1月31日

横須賀市ゼロカーボンシティ宣言の発表を歓迎
~JERAの石炭火力発電所の建設は止めるしかない~

石炭火力を考える東京湾の会
横須賀火力発電所建設を考える会
Fridays For Future Yokosuka

 横須賀市の上地克明市長は1月29日、横須賀市ゼロカーボンシティ宣言を発表し、「『2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロ』を目指し、脱炭素社会への移行に向けた姿勢を示すための条例を制定するとともに、市民・市民団体・事業者と連携して地球温暖化対策の取り組みをすすめていくこと」を宣言しました。横須賀市に気候非常事態宣言を求めてきた私たちとしては、横須賀市長がこの宣言を発表したことを心から歓迎いたします。

一方、気候危機を回避するためにパリ協定で目標としている「産業革命前に比べて気温上昇を2度を十分に下回り1.5度に抑制する(1.5度目標)」を達成するためには、世界全体の温室効果ガス排出量を2030年には2010年比で45%以上、2050年には排出ゼロにするという道筋を描くことが不可欠です。単に2050年にゼロにするということではなく、排出量を毎年直線的に減らしていくことこそ、気候危機を回避する唯一の道になります。

横須賀市では、久里浜に株式会社JERAが石炭火力発電所(65万kW×2基)の建設を進めており、1号機は2023年、2号機は2024年から稼働予定とされています。年間のCO2排出量は726万トン/年と非常に大きく、横須賀市の温室効果ガスの排出量である約188.8万トン-CO2/年(2017年度)の約3.8倍にも相当する量です。この横須賀火力発電所の建設を継続させ、今後稼働するようなことがあれば、脱炭素社会への移行とは逆行することになります。従って、ゼロカーボンシティ宣言のもと、横須賀市はただちに事業者JERAに対して建設の中止を求めるべきです。

また、株式会社JERAは、昨年10月に2050年ゼロエミッション宣言を行っていますが、現在横須賀で進められている石炭火力発電所は、いつどのように排出ゼロになるのか、具体的な道筋は提示されておらず、実態が全く伴っていません。2020年以降、新規で石炭火力発電所を動かすなどあってはならず、自らの事業者責任としてこの計画を中止すべきです。そして、先のない石炭火力などに巨額の投資をするのではなく太陽光や風力など再生可能エネルギーへのシフトを進めなければ、2050年ゼロエミッションなど絵に描いた餅になるでしょう。

今後、「市民・市民団体・事業者と連携して地球温暖化対策の取り組みをすすめていく」とする横須賀市において、石炭火力発電所のゼロベースの見直しと、持続可能なエネルギーシステム構築に向けた舵きりをすべきです。

以上

 

【横須賀市長 ゼロカーボンシティ宣言』

 

ぜひ、以下のUNFCCC前事務局長のメッセージもご覧ください。
気候を守るためには、いかなる石炭火力の建設も認められないのです。