【千葉】「粉じん問題提言チラシ」配布およびアンケート結果

2020年11月、蘇我火力発電所計画を考える会では、千葉市臨海部における粉じん問題で千葉市の審議会に提出した画期的な提言について住民に知ってもらうためチラシを配布するとともに、アンケートを実施いたしました。163名の方からご回答を頂きましたので、その結果をご報告いたします。

【千葉市】「粉じん問題に画期的な提言」のチラシを配布しました

委員会への提言(要旨)

(1)臨海部4地点の降下ばいじん量の多さは製鉄所の影響が比較的大きい。
(2)臨海部における降下ばいじんの状況の監視の強化
(3)40年以上前の降下ばいじんの環境目標値の見直しが望ましい。
(4)事業者・地域住民・千葉市の三者間における情報共有
(5)事業者にさらなる自主的な取り組みを求めると共に、その効果の検証に努めること。

 

回答者のうち、提言に対し「大いに期待する」が87.1%、「少し期待する」が9.8%あり、合わせて96.9%と、多くの方が提言に期待していることがわかりました。また、個別のご意見として
・洗濯物にもつくので風が強めの日は、外に干せません。天気が良くても窓が開けないようにしています。外にいる時は粉じんを吸っているので子供達の健康が特に心配です。
・千葉寺周辺に暮らしています。窓を開けていると風と一緒に粉じんが入り、家の床などが真っ黒になります。
・粉じんがすごく窓を開けられません。コロナ禍の中換気をしたいのに出来ないです。引越してきて1年ですがすでに出て行きたいです。将来的に子育ても不安です。
などの粉じん被害に関する記述が多く、粉じんの被害が未だ深刻であり、早期に解決を臨む市民が大変多いことが明らかとなりました。いただいたご意見の中で、「コロナ禍の中、換気がしたいのにできない」との意見は特に気になりました。また、
・製鉄所さんのHPの「行動指針」に「地球環境との共存」とあります。是非、有言実行下さい。
・貯炭場の設置が実現することを期待しています。
・行政に話をしても全然対応してもらえない事に憤りを感じています。
・千葉市も製鉄所もスピード感を持って粉じん被害の軽減、根絶に努めるよう要望します。
など、事業者や市に対応を求める声が寄せられました。JFEスチール株式会社および千葉市においては、現状を正しく認識され、提言に沿った誠実で十分な早期の対応を強く望みます。

アンケート結果詳細

提言・アンケート結果ダウンロード

臨海部における粉じんたいさくについて(提言)
「提言」告知チラシ 配布及びアンケート結果
粉じん「提言アンケート」ご意見リスト
粉じんアンケート結果報告書