【横須賀】横須賀市が意見募集の結果公表。最も多かった意見が「石炭火力」

横須賀市は、今年10月に「(仮称)横須賀市新環境基本計画」及び「(仮称)横須賀市新地球温暖化対策実行計画」策定にあたって意見募集をし、この度、その結果がWebサイトで発表されました。

意見総数は 196 人(延べ500 件)にものぼり、本件の対象者と判断した数は113 人(延べ270 件)とされています。そして、その内容の内訳をみると、石炭火力が92件(34%)と最も多く、続いてゼロカーボン宣言が54件(20%)、再エネ・自然エネルギーが45件(17%)とのことです。多くの人の関心が石炭火力や気候変動問題に向けられていることがはっきり示されました。

現時点では横須賀市は久里浜の石炭火力の排出量を市の排出量としてカウントしないという方針を示しています。市民の排出削減努力が吹き飛んでしまうような量を排出するためです。

気候危機は市民の一人ひとりの努力だけでは解決できません。巨大な排出源をつくらない社会のしくみこそ大事です。そして、横須賀市も行政としてその事実に向き合うべきです。市民の意見を反映した政策づくりに期待したいと思います。