【千葉】インタビュー動画「千葉県 蘇我からのメッセージ-サッカースタジアムの裏側で-」

千葉県千葉市にあるJFEスチール東日本工場の敷地内に建設される予定の蘇我火力発電所の建設計画にフォーカスし、地元の人たちの声を集めた動画をFoE Japanが作成しました。現状でもJFEスチールの高炉製鉄所には鉄鋼スラグや石炭が野積みされ、周辺地域の人たちに大きな影響を及ぼしています。

千葉県 蘇我からのメッセージ  -サッカースタジアムの裏側で-

千葉市中央区で計画されている「(仮称)蘇我火力発電所」は、中国電力㈱とJFE スチール(株)が共同出資して設立した千葉パワー(株)が、JFE スチール東日本製鉄所(千葉地区)工場跡地に、設備容量107万kWの石炭火力発電設備を建設するものです。
現在、環境影響評価法等に基づく環境アセスメントの手続きが進められていますが、現状でも近隣住民はJFEスチール東日本製鉄所起因と考えられる大気汚染に悩まされており、汚染物質の排出がさらに増えることに強い懸念を示しています。

千葉県蘇我駅から車で5分ほど。そこに、ちばの地元のサッカーチームであるジェフユナイテッド千葉が拠点とするフクダ電子アリーナがあります。
「あの右側の奥に、石炭火力発電所ができるんです。」
そうおっしゃったのは、今回お話を聞くお一人の渡辺さん。9年ほど前に東京から広い家を求めて蘇我に越してきたそうです。

「これは、一週間放置したときの結果です。この辺りは一年のだいたい3/4は南風で、冬の間だけ北風。このマンションは予定地の北側に経っているから、春から秋にかけての一年の相当分を工場からの排煙を受けている。だから、夏に暑くて窓を開けたくても、開けられないんです。」

希望をもって引っ越した先で直面した思わぬ現実。
マンションの一部屋から、ひとつの活動が始まりました。


FoE JapanのWEBサイトより

*この動画に出演している渡辺敬志さんのインタビュー記事はこちらです。