【千葉】 火力発電所建設計画中止にあたって:「蘇我の会」の小西代表からのご挨拶
蘇我の会の小西由希子代表からのご挨拶です。
応援して下さっている皆様へ
~蘇我火力発電所建設計画が中止になりました~
寒い日が続いておりますが、お変わりありませんか。
皆さまに嬉しいお知らせがあります。
2018年12月27日夕方、千葉パワー(株)から蘇我火力発電所建設計画中止の発表がありました。「やったー!!」と飛び上がりたい気持ちでありますが、これもひとえに、学習会に参加したり、署名活動等にご協力くださった皆様のおかげと、心から感謝しております。ほんとうにありがとうございました。
事業者によると「十分な事業性が見込めない」ことが断念の理由とのことです。しかし一人ひとりと集まった小さな市民の声が、大きな事業者を動かす一定の力になったことはまちがいないと確信しています。
これで国内の新設計画は34基となりますが、東京湾岸でも横須賀市(65万kW2基)と袖ケ浦市(100万kW2基)でいまだ計画が進行中です。今後はこれらの中止に向け、いっそう力を合わせていきたいとメンバー一同思いを新たにしているところです。
しかし、事業者は今後も天然ガスでの発電は検討していくとのことで、まだまだ予断は許せません。
千葉市内では、東京電力だけで既に438万kWもの火力発電所(天然ガス)が稼働しており、その多くを市外、県外に送っているのです。また、東日本大震災以降節電や省エネが進み、電力需要も減っていると聞いています。これ以上の発電所建設が本当に必要なのでしょうか。また、千葉市中央区の人口密集地域に、新たに火力発電所をつくることは、まちづくりの視点からも望ましいとは言えません。天然ガスとはいっても環境負荷を増やすことは自明であり、今後も引き続き天然ガス発電所建設への反対を訴えていく所存です。
今後会の呼称は「蘇我火力発電所計画を考える会」としてまいります。引き続きご支援、ご協力をよろしくお願い致します。
さらに、JFEスチール㈱からの粉じん(降下ばいじん)被害はいまだ深刻で、こちらも解決に向け活動していかなければなりません。汚染の低減に向け、事業者や行政に働きかけていきますので、こちらもぜひ一緒に考えてください。よろしくお願い致します。
2019年1月10日
蘇我石炭火力発電所計画を考える会
代表 小西由希子