【東京湾の会】首都圏CCS事業、山武郡特定区域に関する事業説明会が12月21日に開催予定

東京湾岸の工場地帯からCO2を分離して集め、千葉県を横断するパイプラインで輸送し海底深くに貯留するCCSの実施に向けた「首都圏CCS事業」の取り組みが着々と進められようとしています。2025年9月、国はCCS事業法に基づき、事業者が国の許可を得て試掘（海底を掘削する調査）を行うことができる「特定区域」として九十九里沖を指定しました。

出典）特定区域の指定に関するお知らせ（経済産業省）https://www.enecho.meti.go.jp/category/resources_and_fuel/carbondioxidecaptureandstorage/areas.htm

来る12月21日（日）、「特定区域」に隣接する九十九里町、山武市、横芝光町、匝瑳市の住民を対象に、国や県が進める地球温暖化対策の取り組み、CCSの科学的な仕組みや事例への理解を深めるためのセミナーが開催されることとなりました。広範囲にまたがる事業にもかかわらず、今回の説明会一度で終わらせるようです。

ぜひ関係地域の方は、事業者説明会に参加して、内容を確認してみてください。

◆説明会概要

日時：2025年12月21日（日）14:00～16:00　（受付開始：13:30）事前申込不要
場所：九十九里町中央公民館（九十九里町片貝2915）
主催：経済産業省、千葉県
共催：独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
運営協力：公益財団法人地球環境産業技術研究機構

なお、この情報があまり知られていないことから、気候変動を考える東京湾の会でもチラシを作成しました。こちらからダウンロードしていただくこともできます。（B4サイズ表面PDF、裏面PDF）