【千葉市】「粉じん問題に画期的な提言」のチラシを配布しました
千葉市臨海部における粉じん問題で千葉市の審議会が画期的な提言を出しましたので、そのことを多くの住民に知ってもらうためチラシを配布しています。ぜひ皆様からのご意見をお寄せください。
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千葉市環境審議会環境保全推進計画部会大気環境保全専門委員会は粉じん問題に対して提言を発表しました。その要点は次の5つです。
(1)臨海部4地点の降下ばいじん量が大きい要因として製鉄所の影響が比較的大きいこと。
(2)臨海部における降下ばいじんの状況の監視を強化すること。
(3)降下ばいじんの環境目標値が40年以上前のものであり現在の社会情勢が大きく変化していることから、同目標値の見直しについても検討を行うことが望ましい。
(4)事業者・地域住民・千葉市の三者間における情報共有を図ること。
(5)事業者と緊密な連携を図った上で、さらなる自主的な取り組みを求めると共に、その効果の検証に努めること。
この提言は、長きにわたって粉じんの汚れに悩まされてきた住民にとっては、画期的なことです。やっと原因が明らかになり、「粉じん被害者の実態調査を行い、今までより厳しい環境目標値を取り入れ、被害住民の声に耳を傾け、行政と事業者の自主的な取り組みを求め、さらにはその効果の検証」を求められるようになりました。
私達は、 「蘇我石炭火力発電所建設計画の中止」を実現させ、更に、臨海部を中心に 「粉じん被害の軽減」に取り組んで参りましたが、ようやく解決の入り口に至りました。私達もこの提言の効果として、現在の粉じん被害状況が、市と製鉄所の努力により著しく改善されるものと期待しております。
しかし、市と製鉄所の対応にスピード感がありません。ぜひ地域のみなさまも期待とともに、日常生活での粉じん被害状況が軽減されるよう見守ってください。
当会も提言に満足することなく、今後も粉じん被害が軽減されるように、粘り強く活動を続けて参ります。ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。
蘇我火力発電所計画を考える会 代表 小西由希子