【横須賀】最後に残った横須賀火力発電所の計画をマップにしました!
これまで市原、千葉、袖ケ浦と次々に中止がきまった東京湾岸での石炭火力発電所新設計画。残るは横須賀だけとなりました。そこで、このことがひと目でわかる東京湾マップに改定し、横須賀火力の石炭火力の問題に絞ったチラシを作成しました。ぜひ、この計画について一人でも多くの人にしってもらえるよう、皆さんご活用ください(チラシをイベントなどで配布していただける場合は希望枚数と送り先をメッセージ欄からご連絡ください)。
横須賀市久里浜で計画されている(仮称)横須賀火力発電所新1・2号機は、東京電力フュエル&パワーと中部電力が出資する(株)JERAが実施事業者で、設備容量は130万kW(65万kW☓2基)もあります。新1号機は2023年から、新2号機は2024年から稼動予定とされており、世界中が脱石炭火力で次々と既存の石炭も廃止する中で動き出すというまさに時代に逆行した計画といえるでしょう。
この発電所が稼動すれば、大気汚染物質の拡散も広範囲にわたり、まさに関東一円に広がることが予測されています。せっかく千葉の計画がなくなっても、東京湾を超えて、千葉にもPM2.5やSOx、NOxは降り注ぐのです。
それにしても、もはや石炭火力は、私たちが一番重視してきた気候変動リスクや環境リスクが大きいというだけではなく、事業者にとっても座礁資産になる可能性が高く、投資回収できないリスクが大きいため、いまさら建設に突き進むのは経営判断のミスとしか言いようがありません。だからこそ、今、多くの企業が中止の決断をしているのです。
工事がはじまっていない今ならまだ大きな痛手を受けずにすむはずです。時代を見誤らないでほしいものです。
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